Fs: 誕生!
2011/04/23 Sat
2011年4月21日木曜日
Fレターが誕生しました。
なんだかいろいろありすぎて、今日が何日なのかもよくわからないのですが、とりあえず順番に書いてみたいと思います。
木曜日午前8時。
クリシーママの体温、36度。
犬の体温は38度前後ですが、出産が始まる前に一度体温がグンと下がります。
そしてまた通常の体温に戻って24時間以内に出産が始まるというのが通常のセオリーです。
その時は、『早ければ明日の早朝ぐらいかなぁ』なんて思っていました。
だから、その日は学生たちが泊まり子犬の世話をするように、二階の寮の一部屋を掃除したりお産箱を用意したりしながらいつものようにバタバタとしておりました。
午後2時。
クリシーママの体温、まだ36度。
『まぁ、確実に今日ではないな。。。』と思いながら午後の更生施設の授業に出かけました。
午後5時。
授業から帰ってきて、クリシーの様子をみにきたら、部屋のあちこちにおりもののあと。。。
『なにこれ?!』
最初は何がおきているのか分からなかったので、数分ほど観察していたが、まったく陣痛の気配無し。
しかし、その数分後に子犬の入っている袋と子犬のしっぽが見えた。
『これはまずい!』
人を呼んで、とりあえずなんとかこの子犬をなんとか出産させようと試みましたが、クリシーは陣痛でこの子犬を押し出せないらしい。
なので、歩かせてみた。
そしたら、子犬が滑り出てきた。
でも、泣かない。
産道にいた時間が長過ぎた。
それから、45分ほど、あの手この手で子犬を蘇生しようとしたが結局だめでした。
きれいなイエローの女の子でした。
でも、私がその子犬を蘇生しようとしているその45分の間に、クリシーは元気な2匹の子犬が立て続けに産みました。
その後も、ちょっとはらはらする子犬もいましたが、最初の死産の子犬も含め、夜中の11時までに7匹の子犬が産まれました。
レントゲンでは6匹しか数えられなかったので、7匹目はどこかにかくれていて、もうおなかに子犬が残っていることはないだろうと思い、掃除をし、子犬とクリシーママを二階の量の部屋に移動し、初めての夜を過ごす準備をしました。
ところが、7匹目がうまれて一時間後の真夜中。
なぜか、また陣痛がおこすクリシー。
そして、もう一匹、8匹目の子犬が産まれました。
しかし、この子も一番目の子と同様、死産でした。
すこし蘇生を試みましたが、すでに息を引き取って長い間たっていたのが明らかでした。
ブラックの男の子でした。
結局、私はこの日、2匹の小さな子犬の死を自分の手で感じ、諦める決断をしなくてはいけませんでした。
初めて死産の子を手にした時は、あまりにもショックでなにも考えることができませんでしたが、でも今回は救ってあげられなかったという悲しみと悔しさをしっかりと感じ、生きるも殺すも自分次第なんだというこの仕事の責任の重大さを改めて感じました。
しかし、残りの子犬6匹(ブラックの男の子3匹、ブラックの女の子1匹、イエローの女の子2匹)は元気に生を受けました。
一匹、ちょっと小さめで300グラムしかありませんが、元気なので体重も徐々に増えるだろうと思っています。
クリシーママもがんばりました。
2度目の妊娠ですが、一度目は帝王切開だったので、出産は初めて。
でも、クリシーママにはこれからもうちょっとがんばって元気な子犬を育ててもらわなくてはいけません。
そして、私たちの仕事もまだまだこれから。
これから数週間、子犬が元気に育つよう、ベビーシッターならぬ、パピーシッターです。
昼間は生徒たちは授業なので私が、夜は生徒たちが当番制で一晩中子犬のお世話をします。
木曜日(出産の日)は初日なので私が泊まり込み当番で、そのまま夕方まで付きっきりでした。
昨日の夜(金曜日)は生徒が初めて当番をし、今日(土曜日)の朝学校にくるまで、ほとんど寝ずにがんばったと言っていました。
私は、そのぶん昨日はしっかりと寝させていただきました(笑)
今日は土曜日ですが、生徒たちはクライアンツトレーニングの校外訓練に出かけたので、夕方まで一人で子犬当番です。
子犬たちの鳴き声と、クリシーママのイビキを以外聞こえない静かな学校で、新しい命の誕生にやっと落ち着いて浸っています。
Fレターが誕生しました。
なんだかいろいろありすぎて、今日が何日なのかもよくわからないのですが、とりあえず順番に書いてみたいと思います。
木曜日午前8時。
クリシーママの体温、36度。
犬の体温は38度前後ですが、出産が始まる前に一度体温がグンと下がります。
そしてまた通常の体温に戻って24時間以内に出産が始まるというのが通常のセオリーです。
その時は、『早ければ明日の早朝ぐらいかなぁ』なんて思っていました。
だから、その日は学生たちが泊まり子犬の世話をするように、二階の寮の一部屋を掃除したりお産箱を用意したりしながらいつものようにバタバタとしておりました。
午後2時。
クリシーママの体温、まだ36度。
『まぁ、確実に今日ではないな。。。』と思いながら午後の更生施設の授業に出かけました。
午後5時。
授業から帰ってきて、クリシーの様子をみにきたら、部屋のあちこちにおりもののあと。。。
『なにこれ?!』
最初は何がおきているのか分からなかったので、数分ほど観察していたが、まったく陣痛の気配無し。
しかし、その数分後に子犬の入っている袋と子犬のしっぽが見えた。
『これはまずい!』
人を呼んで、とりあえずなんとかこの子犬をなんとか出産させようと試みましたが、クリシーは陣痛でこの子犬を押し出せないらしい。
なので、歩かせてみた。
そしたら、子犬が滑り出てきた。
でも、泣かない。
産道にいた時間が長過ぎた。
それから、45分ほど、あの手この手で子犬を蘇生しようとしたが結局だめでした。
きれいなイエローの女の子でした。
でも、私がその子犬を蘇生しようとしているその45分の間に、クリシーは元気な2匹の子犬が立て続けに産みました。
その後も、ちょっとはらはらする子犬もいましたが、最初の死産の子犬も含め、夜中の11時までに7匹の子犬が産まれました。
レントゲンでは6匹しか数えられなかったので、7匹目はどこかにかくれていて、もうおなかに子犬が残っていることはないだろうと思い、掃除をし、子犬とクリシーママを二階の量の部屋に移動し、初めての夜を過ごす準備をしました。
ところが、7匹目がうまれて一時間後の真夜中。
なぜか、また陣痛がおこすクリシー。
そして、もう一匹、8匹目の子犬が産まれました。
しかし、この子も一番目の子と同様、死産でした。
すこし蘇生を試みましたが、すでに息を引き取って長い間たっていたのが明らかでした。
ブラックの男の子でした。
結局、私はこの日、2匹の小さな子犬の死を自分の手で感じ、諦める決断をしなくてはいけませんでした。
初めて死産の子を手にした時は、あまりにもショックでなにも考えることができませんでしたが、でも今回は救ってあげられなかったという悲しみと悔しさをしっかりと感じ、生きるも殺すも自分次第なんだというこの仕事の責任の重大さを改めて感じました。
しかし、残りの子犬6匹(ブラックの男の子3匹、ブラックの女の子1匹、イエローの女の子2匹)は元気に生を受けました。
一匹、ちょっと小さめで300グラムしかありませんが、元気なので体重も徐々に増えるだろうと思っています。
クリシーママもがんばりました。
2度目の妊娠ですが、一度目は帝王切開だったので、出産は初めて。
でも、クリシーママにはこれからもうちょっとがんばって元気な子犬を育ててもらわなくてはいけません。
そして、私たちの仕事もまだまだこれから。
これから数週間、子犬が元気に育つよう、ベビーシッターならぬ、パピーシッターです。
昼間は生徒たちは授業なので私が、夜は生徒たちが当番制で一晩中子犬のお世話をします。
木曜日(出産の日)は初日なので私が泊まり込み当番で、そのまま夕方まで付きっきりでした。
昨日の夜(金曜日)は生徒が初めて当番をし、今日(土曜日)の朝学校にくるまで、ほとんど寝ずにがんばったと言っていました。
私は、そのぶん昨日はしっかりと寝させていただきました(笑)
今日は土曜日ですが、生徒たちはクライアンツトレーニングの校外訓練に出かけたので、夕方まで一人で子犬当番です。
子犬たちの鳴き声と、クリシーママのイビキを以外聞こえない静かな学校で、新しい命の誕生にやっと落ち着いて浸っています。
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