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2010年春 卒業チーム

2010/05/07 Fri

今年初めての卒業式がおこなわれ、今回は介助犬チームが3組、セラピーチームが1組卒業しました。

まず、一匹目はバージル
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2歳半のゴールデンの男の子。
私は去年の夏に数ヶ月間担当していましたが、とにかく聞き分けのいい子。

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バージルのママは12歳になる前の介助犬をリタイアさせてバージルのママになるため、バージルが彼女の2匹目の介助犬。
前の介助犬としたように、新しい絆をこれから10年かけて築いていってくれることでしょう。


二匹目はネティー
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2歳のゴールデンの女の子。
私が去年の秋頃に担当していた子で、穏やかな性格で何に対しても冷静に対応する子。

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見た目も性格もそっくりなママと一緒に、アリゾナ州でセラピードッグとしてお仕事することになりました。
これから、たくさんの人々に幸せをお届けします。

3匹目はワイス
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1歳3ヶ月の若い女の子。
2009年の2月に2匹のお母さんから3日違いでうまれてきた、17匹の子犬の一匹。
あの17匹のなかで卒業するのは彼女がはじめて。
普通、犬たちの卒業は1歳半から2歳半間ですが、ワイスは1歳になったばかりとは思えないほど大人びた性格で、訓練課題も全部できるということで、卒業が決まりました。

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ママとは、会った瞬間から絆ができてきて、共同訓練が終わるころにはもう離れられない関係に。

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ワイスはママの後をべったりとひっついて、大人びた性格がママの前では甘えん坊になってしまうんです。
ワイスのママは、そんなママが大好きなワイスが大好き。
これから2人で仲良く毎日を過ごしてくれればと思います。


そして、最後はビゴ
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2歳半のゴールデンの男の子。
私は、ビゴが生後8ヶ月から1歳になるまで担当していた。

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小さいころから賢い子なんだけど、とにかく子供っぽい。
君はいつになったら精神的に成長するんだ?と言い続け、2歳になったころからやっと成犬らしく振る舞えるようになりました。

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でも、お仕事をしていないときはいつもの幼稚なビゴにもどる。
そんな子供っぽさが、ママは好きならしい。
これからは2人でしっかりと、そして楽しく幸せに人生をおくってくれることでしょう。


バージルとバージルのママ、ネティーとネティーのママ、ワイスとワイスのママ、そしてビゴとビゴのママ。
みんな、卒業おめでとう!
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新たな介助犬チーム

2009/12/21 Mon

2009年12月の共同訓練において、新たに3組の介助犬チームが誕生しました。


12歳の女の子と卒業したのは、介助犬マリリン。

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性格も容姿もとっても似ているチームで、ハンドラーさんの学校では誰もが振り返る美しいチームになること間違い無しです。


足に障害を持った方と卒業したのは、介助犬ブラッドミア

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ハンドラーさんの新しい人生のきっかけになり、これからは2人で助け合いながら自分たちのペースで歩いて行きます。


そして、最後のペア。

ベトナム戦争にて、障害をおった元兵士の方と卒業したのは、ベヌート。

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ハンドラーさんにとって、ベヌートは身体的な支えになるだけではなく、心の支えにもなる、心強いパートナー。

「これからは、2人で強く、明るく、前向きに生きて行く」
卒業式ではそう話していただきました。

卒業式には、彼らを育ててくれたパピーホームの方たちやボランティアの方達が駆けつけてくださり、とてもすばらしい式になりました。

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卒業式は、彼らの新しい人生のスタート。

これからは彼ら自身の力で、様々ことを介助犬チームとして乗り越えていかなければいけません。

しかし、それにより得られる物は、何物も変えられない「強い絆と自信」。

私たちは、彼らに次に会う時は、彼らの間にそれがしっかり築き上げられていることを願って、彼らの去る後ろ姿を見送ります。



新しい3人のハンドラーさんと3匹の介助犬たち。

いつまでも、お幸せに!

介助犬:ベルデ

2009/07/31 Fri

ベルデは生後10ヶ月のときから、元兵士のための介助犬のプログラムというドッグトレーニングセラピープログラムに参加し始めました。

プログラムでは、心的外傷後ストレス障害(PTSD)をもつ元兵士の方々により訓練していただいていました。

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その結果、ベルデをトレーニングした一人でもある、Cさんの介助犬として卒業する事になりました。

CさんはPTSDという心的障害だけではなく、戦争において脊髄損傷という身体障害ももっておられ、杖を使って歩いておられます。
そのため、落としたものを取るには介助犬の助けがあると、とても助かります。

しかし、それだけではなく、ベルデは彼の日々の生活を他の介助犬とはちょっと違った方法で助けます。

PTSDの症状のひとつとして、睡眠障害があげられます。
Cさんも毎晩、悪夢にうなされたり、一時間ごとに起きるなど、十分な睡眠をとれないでいました。
しかし、ベルデが一緒にベッドで寝た初めての夜、彼はここ4年間で初めて一度も起きずに朝まで寝る事ができたのです。

さらに、感情をコントロールしたり、前向きに物事を考えたり、積極的に公共の場にでていったりなど、ベルデと一緒にいると、PTSDの症状が自然と改善されていきました。

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どうして、どんなに強い睡眠薬よりも犬がいるだけで睡眠障害が改善されるのか?
どうして、犬と生活をすることにより、生きる目的や希望を与えてくれるのか?
どうして、人は犬を一緒にいるだけで幸せな気分になるのか?

科学ではまだ証明されていない、犬の不思議な力。
それが、実際に存在することを、彼らは私たちに見せてくれた。

そして、この彼らの成功は、これからたくさんの医師やPTSDの患者さんに伝えられ、元兵士のための介助犬は世界中にまた新しい介助犬の形として知られていく事だろう。

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新しい生活を始めたふたり。

彼らの生活は、これからも穏やかで幸せであるに違いない。

特別な力でつながり合った2人だから。

介助犬:マリリン

2009/07/27 Mon

マリリンはSとVとWのお母さん。
3度の出産で、25匹の子犬を産み育てた、ベテランお母さん。

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でも、お母さんとしてのお仕事は終わり。

これからは、介助犬のお仕事に専念します。

マリリンのハンドラーは、まだ二十歳前の男の子。
両親と離れ、大学の寮で暮らす現役の大学生。

お母さん犬と男子学生というなんだか不思議なくみわせだけれど、2人の息は初日からばっちり!

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車いすの動きをよくみて行動するマリリンと、上手なタイミングと声のトーンで指示を送るハンドラーの男の子。

バス乗車も完璧。
これで、どこでも2人で行ける。

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手が全く動かせない彼の代わりに、電気の消灯、ドアの開け閉め、物を拾ったり、台のうえにある物を持って来たり。。。
それに、車いすのフットレストから足がずれ落ちてしまったときに、靴ひもを持って足をもとの位置に戻す特別訓練もしました。

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これから2人は新しい生活を始める。
お互いに助け合い、協力し合い、分かち合い、成長して行くのだろう。

そして、次に彼らに会うときは、今よりもずっとずっとすばらしいチームになっている事だろう。


がんばれ、介助犬マリリン!

ホームヘルプメイト:トゥリクシー

2009/06/07 Sun

この子の話は長くなるので、いつしようかと思いつつ、すでに一ヶ月がたってしまいました。
でも、この子の話は私にとっても、このブログにとっても、重要なパーツになるので、ついにここでしたいと思います。

だらだらとしたネタにならないようにがんばりますので、おつきあいください。


私は、介助犬訓練士の傍ら、1年半ほどまえから在宅介護士をしております。
足の不自由な女性と、その旦那さんの家に住み込みで、彼女ができない家の仕事や車いすからの移動、更衣などをお手伝いしています。

家には訓練犬たちを一匹ずつ持って帰るので、彼女も旦那さんも、学校のほとんどの犬を知っているし、介助犬とはどのような犬なのかを毎日見ていました。

私が彼女の家で働き始めたとほぼ同時に、彼女はうちの学校に介助犬ユーザーとなる申し込みをしました。


今年の3月の中頃、
トゥリクシーという、ゴールデンレトリーバーとラブララドールレトリーバーのミックスで、一才半の女の子を担当し始めました。


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この子の訓練はほぼ完了していたので、私の仕事は適正判断と最後の仕上げトレーニングでした。

担当し始めてすぐに、彼女は「突然の訪問者に対して吠える」問題があることがわかりました。
しかし、介助犬としてのスキルは申し分なかったので、ホームヘルプメイトとして卒業させてはどうかということになりました。

ホームヘルプメイトと介助犬の違いは、公共の場に外出しない(アクセスライツがない)ことです。
介助犬としてのすべての仕事を家の中のみでし、ユーザーさんが外出する際には家でお留守番ということです。


一方、私がお手伝いしている方、リネイ(本人の了承を得て名前を出させていただいてます)とトゥリクシーが初めて会ったとき、私は二人の間に何かを感じました。

「運命の出会い」というありきたりな言葉で表現してしまいたくはないのですが、でも、それ以外にいい言葉が見つかりません。


リネイは生活の95%以上を家で過ごします。
彼女が外出するときは、必ずだれかが彼女に付き添っているので、彼女は介助犬を外で必要とすることはまずありません。

家では一人で過ごす時間が多いため、ずっと一緒にいてくれる相棒ができることをのぞんでいました。


トゥリクシーとリネイのもつすべての要素を考慮にいれ、学校内で検討した結果、二人が初めて会った日から数週間後、トゥリクシーはこの家の子になることが決定しました。

そして、4月の下旬に行われた、共同訓練に二人で参加し、二人の息と絆を合わせました。

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2週間の共同訓練の最後に行われた卒業式には、卒業生代表としてリネイがスピーチをかき、うまくしゃべれないリネイの代わりに旦那さんが読みました。

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私は、いつも、介助犬訓練士で「介助犬を育て、受け渡す」という側でみていました。
しかし、今回は、リネイと一緒に「介助犬をもらう」側の立場で見ていました。

同じものでも、別の方向から見ると、今までみえなかった部分が見え始めました。

知っていたようで知らなかった、介助犬をもらうまでの期待と不安。
知っていたようで知らなかった、共同訓練中の苦労。
知っていたようで知らなかった、卒業してからの調整。


みんなはよく、「リネイはあなたがいて本当に幸運だね」と言います。
しかし、私は「リネイと一緒にいれて、私は本当に幸運だ」と思います。
なぜなら、私は彼女といることで、介助犬訓練士としてかけがえのないことを勉強させてもらっているからです。

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トゥリクシーがこの家に住み始めて、そろそろ1ヶ月半。

二人の絆は日々強くなっています。

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私は、この二人を家族の一員として、静かに見守って行きたいとおもいます。

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プロフィール

HOKO

Author:HOKO
介助犬訓練士&インストラクター。
常に向上心をもち、Happy, Happier, Happiestをモットーに、仲間とレトリーバーたちと一緒に過ごしています。
2012年4月に8年間いたカリフォルニアを去り、ハワイで10ヶ月間を過ごし、現在はワシントン州に滞在中。

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